見る・観る・視る…

ちょっと前のお客さまのお話…
一度経験をするとその話をすべき別のお客さまにすぐに出会うのが不思議だ
同じ話を何度もする可能性が見えたのであれば、ここに記していこう
ただ、過去にもこういった話のライブラリは私の頭の中にたくさんあるのだが、いかんせんすぐに引き出しが開かない
少しもどかしさが残るのはいたしかたない
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お客さまで

『周りは僕にチカラがある』と言う
しかし、ハッキリ見えないんだ!と食ってかかってこともある
本当に見えているのか不安になる
人のチカラになりたいとは思いつつも
自分にそのチカラがあるのか未だに自信がなくなることがある

そんなお客さまがいた

その数日前に別なお客さまとあった話を彼に伝えた
話がズレているかもしれないが、真っ先に浮かんだのは以下の話であった
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同棲したばかりのカップルだった

彼氏は霊というかそういった不確かな存在は私の前では昔からハッキリ信じている様子を見せていた
彼氏自身は特に見えるとかそういうことはなく、そういう存在が今の己に多少なりとも作用している…と
彼女は信じるというよりも「怖い存在」としての受け取りが強く、自身の中での整理は付いていない

彼氏:彼女が住んでる部屋で『女性を見かける』と言うんだが、本当かよコイツ…

という話だった
彼氏はどちらかと言うと否定を望んでいたのだろう
しかし、彼女は…?と言うと

不安そうな表情で、上手く言葉に整理できないのもすぐにわかった
彼氏を心配させたくない という思い
見えているのが本当に何なのか という思い

こういうとき、見えているのが何か?ということではない
見えているものが「見えている」ということを伝える思いの難しさの方が壁だった
世の中の流れ上言いにくいことだったり、むやみやたらに言っても良いことではない
ただ「言っても聞いてくれる人がいる」事実があるから二人でここに来ている
彼氏が聞いてくれる存在であり、何かしら動いてくれる人であることに気付くのが先である

それを伝えると彼女の顔は少し緩んだ

そこから私がいくつかの質問をした

私:女性の年齢はだいたいでいいからわかる?
彼女:中年くらいでお婆ちゃんではないかと…
私:どんな風に見えるの?
彼女:ぼんやり見えててハッキリとは見えない、どちらかというと白っぽい光のような煙で…
私:そしたら、ぼんやりした煙のようで、どうして女性とわかったの?
彼女:…
私:コレも同じ、ぼんやりした煙のようで、どうして中年とわかったの?
彼女:…

少しいじめ過ぎたかな…とは思ったが、からかい・冷やかしの可能性がある以上、いきなり100%信じて話すわけにもいかなかった
彼氏は『ほらみろ』といった顔をしていたが
私が次に簡単な結論を伝えた

その質問に答えなくていいし、ほぼ答えられないならそれが正解
逆に詳細に答えることができて、光や煙に例える方が不自然
何も不思議じゃない
街中でスレ違った人の性別とか年齢層、だいたいわかるよね?
その性別や年齢に根拠は…ないよね?
顔なんか細かいこと覚えてないよね?
でも性別とか答えられるの
もちろん確信ではないけれどだいたいの年齢だって言える

安心しなさい
何も不安がる必要はない
あなたは見えてる

あなたが受け入れるべきは
「見えていない」と自分で蓋をして過ごしてきたことがたくさんある、ということ
全てを言えるのが正しいわけではないが、言える人がいる意味の大切さに気付くよね?

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この例をお客さまに話したところ
もうほぼほぼわかってくれたようだ

見えるに根拠はない
無駄に見えてしまい、周囲に『見えるんだけど!』と声を荒げたこともあっただろう
しかし、いざ「チカラが云々…」と言われるとふと自信がなくなり《見える根拠》を求めてしまう

お客さまに必要なのは見え方や見える根拠を伝えることではない
望んでいるのは、見えることからの何かしらの指標なのだから
実は《見える根拠》なんて、見る本人以外特に重要視なんかしていないのである

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