魔法使いもツラそうだ
ふっと思い出した
知人の紹介で見て欲しいとのことだった
女性で失恋から過去の恋愛から立ち直れずに本当に辛い思いをしているそうだ
電話で話を聞くと
・生きてる意味がわからない
・生きていてもしょうがない
の連発であった
紹介ということもあり、ある程度お値段の勉強をさせていただいたが
さらに話を進めると
・30分で収めて安くならないか?
・簡単に済まないか?
・きっかけを頂けたらいい
少し私は首を傾げた
(求めているものは何?)
妙に会話が噛み合わなくなり、更に彼女の言いたいことが理解できなくなってきた
更に
・前に占い師を何人も頼ったが何も変わらなかった
この言葉で私は確信した
私:ねえ?『初めまして。こんにちは。辛かったね。では、魔法を見せます!キラキラ~っ!』で、悩みやらなんやら全てが消えて、この先素敵な人生歩めるような鑑定を望んでる?
と乱暴かもしれないが
この間の1時間以上の会話で
私が判断した最適な言葉であった
すると間髪入れずに嬉しそうに
彼女:そう!それです!
と答えてきた
「あっ…」
と、私は言葉に詰まったが
素直に率直に言った
ーーー
だったらそれが出来る人を世界中一生探していなさい。私は神様でもなければ神社でもない。
料金もね、本当にあなたの言うことが出来るのであれば、最低でも50万円はいただくし、値引きなんて絶対にしない。
値引きしてくれて格安で30分でそれができる魔法使いを一生探し続けなさい。
お金持ちになって探すかどうかはあなたの自由。
自分が変わることよりも、魔法使いを探す方がきっと険しい道程だから。
どうぞ頑張ってください。
ーーー
彼女も気付いたのであろうか
さーっと電話を切る方向に話をもっていき、会話を終えた。
果たして
値引きが失礼と感じたのか
ちゃんと本質に気付いたのかは正直謎である
私が魔法使いになったら、魔法を使うことを安くはしないだろう。
修行の賜物なのだから。
今の私の持っているチカラも修行して出来上がっているものである。
料金以上の何かをお客さまに与えられるよう精進せねばね。

